温暖化踏まえた治水見直しを提言
気温上昇で洪水リスク2倍
2019/7/31 19:47 (JST)7/31 21:35 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/529249375202542689
国土交通省の有識者検討会は31日、地球温暖化で今世紀末までに気温が2度上昇するとの前提に立ち、河川の治水策を見直すよう求める提言をまとめた。雨の量が増えて洪水リスクは2倍になると予測し、気候変動への対応を訴えた。
国交省は提言を踏まえて国管理河川の治水計画を見直し、堤防やダムの強化などを検討する方針。ただ工事に着手するのは、現在取り組んでいる重要インフラ緊急対策が完了した後の2021年度以降になる見通しだ。
自治体管理河川についても「強制はできないが、国と同様に温暖化の影響を考慮してほしい」(河川計画調整室)としている。
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北海道、九州西部洪水2倍に備え治水を 温暖化考慮 国土交通省検討会
会員限定有料記事 毎日新聞2019年7月31日 20時46分(最終更新 7月31日 21時56分)
https://mainichi.jp/articles/20190731/k00/00m/040/273000c
予測される地球温暖化の影響
地球温暖化で深刻化が懸念される豪雨災害に備えるため、国土交通省の有識者検討会は31日、治水計画に降雨量の将来予測を反映すべきだとの提言をまとめた。過去の豪雨に基づく対策から、温暖化の影響予測を活用する対策へと治水の大転換になる。昨年の西日本豪雨など想定を上回る水害の頻発を受けたものだが、コスト増が見込まれ、課題も多い。【大場あい、斎藤有香】
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気温上昇で洪水リスク2倍
2019/7/31 19:47 (JST)7/31 21:35 (JST)updated
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国土交通省の有識者検討会は31日、地球温暖化で今世紀末までに気温が2度上昇するとの前提に立ち、河川の治水策を見直すよう求める提言をまとめた。雨の量が増えて洪水リスクは2倍になると予測し、気候変動への対応を訴えた。
国交省は提言を踏まえて国管理河川の治水計画を見直し、堤防やダムの強化などを検討する方針。ただ工事に着手するのは、現在取り組んでいる重要インフラ緊急対策が完了した後の2021年度以降になる見通しだ。
自治体管理河川についても「強制はできないが、国と同様に温暖化の影響を考慮してほしい」(河川計画調整室)としている。
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北海道、九州西部洪水2倍に備え治水を 温暖化考慮 国土交通省検討会
会員限定有料記事 毎日新聞2019年7月31日 20時46分(最終更新 7月31日 21時56分)
https://mainichi.jp/articles/20190731/k00/00m/040/273000c
予測される地球温暖化の影響
地球温暖化で深刻化が懸念される豪雨災害に備えるため、国土交通省の有識者検討会は31日、治水計画に降雨量の将来予測を反映すべきだとの提言をまとめた。過去の豪雨に基づく対策から、温暖化の影響予測を活用する対策へと治水の大転換になる。昨年の西日本豪雨など想定を上回る水害の頻発を受けたものだが、コスト増が見込まれ、課題も多い。【大場あい、斎藤有香】
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