0001樽悶 ★
2019/08/02(金) 16:13:45.85ID:uSxet+hV92015年のファン感謝イベントで話す武本康弘さん(京都市左京区)=ウェブサイト「第2回京アニ&Do ファン感謝イベント『私たちは、いま』イベントレポート」より)
女子高生の日常を描いたテレビアニメ「らき☆すた」や映画「涼宮ハルヒの消失」などを手掛けた人気アニメ監督の武本康弘さん(47)。2日に京都府警捜査本部が京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件の犠牲者35人のうち、10人の氏名を発表、武本さんの名前もあった。
■「自慢の息子」 父の思い出
「携わった作品が公開されると、招待券を2枚よく送ってくれた」と武本さんの父(76)は氏名の公表前、兵庫県赤穂市の自宅で京都新聞社の取材に応じ、胸の内を明かしていた。父は振り返る。夫婦で神戸市の映画館へ足を運び、鑑賞した。料理店を営んでいたため仕事が忙しく、武本さんが子どもだった頃はゆっくり話す時間がなかった。「家でいつも絵を描いていたけど、内容まで詳しくは分からなかった」という。だが、アニメ業界で着々と実績を積み上げていた武本さんは「自慢の息子」だった。
武本さんは大阪のアニメ専門学校を卒業後、京アニに入社。アニメの原画や絵コンテ、演出を担当した後、03年に放映されたテレビアニメ「フルメタル・パニック? ふもっふ」で監督を務め、ほかに「Free!」「ハイ☆スピード」など人気アニメを手がけてきた。
■火災発生の知らせ、止まらない涙
事件発生の18日。親族からの電話で、父は火災を知った。テレビをつけると、スタジオが煙を上げている。武本さんの携帯電話に掛けてもつながらない。急いで電車で京都へ向かった。その後、同社から出火当時の状況説明を受け、武本さんが巻き込まれた可能性が高いことを知らされた。身元不明遺体を確認するためとして、京都府警察学校(伏見区)でDNA型鑑定に使う試料を採取された。「涙が止まらなかった」
直近で会ったのは5月の連休。武本さんが家族で赤穂市まで帰ってきてくれた。「その時どんな話をしたかあまり覚えていない。ありきたりの親子の会話だったんでしょう。まさかこんな事件が起こるなんて思ってもいなかったんだから」。そうつぶやき、父は目頭を押さえた。
■武本さんが語っていた言葉とは ファンへの思いとは
武本さんは2015年、監督を務めた映画「ハイ☆スピード!」の公開時に京都新聞社のインタビューに応じ、「やはり作品というものは作った瞬間、作った人間の手を離れてしまう。それは見た人それぞれ、個々のものになるんです」と語っていた。物語は、中学生4人が水泳部に入部し、メドレーリレーのチームを組むが…という展開。武本さんは「彼ら一人一人がどういう人間か。新しい環境や何かにぶつかった時、どう思うか。スタッフみんなでああでもない、こうでもないと議論して作っていきました」と、京アニのスタッフ同士で話し合いを重ねて、キャラクターを掘り下げていった姿を語った。
8/2(金) 15:09配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190802-00010004-kyt-soci