豚骨ラーメン店を展開する一蘭(本社・福岡市)が、豚骨を使わないラーメンの専門店「一蘭なんば御堂筋店」を大阪市中央区で8日にオープンする。
豚骨特有の臭いが苦手な人や、宗教上の戒律から豚骨を使った料理を食べられない訪日外国人客にも楽しんでもらう狙いだ。同種の専門店では関西初出店となる。
主力メニューは「100%とんこつ不使用ラーメン」(税込み1180円)。鶏を使った濃厚な味わいのスープが特徴で、チャーシューの代わりに牛バラ肉を甘辛く煮込んだ「牛弥郎(ぎゅうやろ)」などが乗る。
一蘭は、客が味に集中できるよう、隣席との間に仕切り板を設けたカウンター席など独特のサービスで知られる。
「豚骨は苦手だが食べてみたい」との声を受け、豚骨不使用メニューの専門店を2月、東京都新宿区にオープンし、なんば御堂筋店は2店目となる。
豚やアルコールなどの摂取を禁じるイスラム教の戒律に合致した「ハラル認証」は得ていないが、みりんなどのアルコール入り調味料も使っていないという。
今村雄飛店長は開店前の内覧会で、「地域の方だけでなく、外国人にも受け入れられるラーメンに仕上がっている。お客さまの思い出になるような店にしたい」と話した。
大阪市中央区心斎橋筋2−4−2。席数は25席。営業は午前9時〜午後11時、年中無休。
https://news.livedoor.com/article/detail/16871349/ 2019年8月2日 19時17分 産経新聞