https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190906/k10012065871000.html
三重 いなべ市付近と菰野町付近に記録的な大雨 災害の危険迫る
2019年9月6日 2時40分
発達した雨雲が流れ込んでいるため、三重県では1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降っています。気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して、土砂災害などに厳重に警戒し、安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、暖かく湿った空気の影響で東日本と西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、東海を中心に発達した雨雲が流れ込んでいます。
気象庁のレーダー解析によりますと、6日午前1時までの1時間に、
▽三重県いなべ市付近で120ミリ以上、
▽三重県菰野町付近でおよそ120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
午前2時までの1時間には、三重県鈴鹿市に国土交通省が設置した雨量計で87ミリの猛烈な雨を観測しました。
これまでの雨で三重県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
三重県ではこのあとも発達した雨雲が流れ込む見込みで、明け方にかけて、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒するよう呼びかけています。
すでに浸水している地域などではむやみに移動すると危険な場合もあり、避難する場合には周囲の安全を確認するとともに、移動が難しい場合には自宅の2階以上に移るなどして安全を確保してください。
三重県北部では5日未明にも1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降り、道路のアンダーパスでトラックが水没して男性が死亡しました。
危険な場所には絶対に近づかないようにしてください。