https://www.bbc.com/japanese/49834824
トランプ氏の通話記録を公表 ウクライナにバイデン氏捜査を働きかけ
2019/09/26
アメリカのドナルド・トランプ大統領が、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、政敵について捜査するよう働きかけていたことが、25日にホワイトハウスが公表した通話記録で明らかになった。野党・民主党からは、政敵潰しのために外交を利用したと批判が上がっている。
公表された通話記録によると、トランプ大統領はゼレンスキー大統領に対し、ジョー・バイデン前副大統領とその息子のウクライナでの活動について捜査するよう促していた。
バイデン前副大統領は、来年の大統領選で民主党候補に選ばれる可能性がある。
民主党は24日、このウクライナ疑惑をめぐり、弾劾調査を正式に開始すると発表していた。
「協力をしてくれるとありがたい」
公表された通話記録によると、トランプ氏はゼレンスキー氏との電話で、ショーキン氏解任について話し合った。
トランプ氏は、「ウクライナには非常に優秀な検事総長がいたのに、解任されたと聞いた。本当に不公平だ」、「ウクライナの非常に優秀な検事総長の解任方法についてや、非常に悪い人間が複数関与していたと、多くの人がうわさしている」と述べたという。
さらに、「それからもうひとつ、バイデンが(自分の息子の)捜査を止めさせたなどといった、バイデンの息子に関するうわさがたくさんある。多くの人が何があったのか知りたがっている。あなた(ゼレンスキー氏)がアメリカの司法長官と何らかの協力をしてくれるとありがたい」と続け、ウィリアム・バー米司法長官やルドルフ・ジュリアーニ米大統領顧問弁護士と連携して捜査するよう要請したという。
「バイデンは息子の捜査を止めたと自慢して回っていたので、調べてもらえれば。(中略)私にはひどい話に思える」と述べたトランプ氏に対し、「われわれはこの件の捜査に取り組む方針だ」とゼレンスキー氏は答えたという。
ゼレンスキー氏は、過去にアメリカを訪問した際、ニューヨークのトランプ・タワーに滞在したと伝え、トランプ大統領に感謝を述べた。
援助の重要性を強調
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