https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191102/k10012161711000.html
「オバマ前大統領の再来」と注目のオルーク氏 大統領選撤退
2019年11月2日 9時39分米大統領選
来年のアメリカ大統領選挙に向け野党 民主党の候補者指名を目指していたオルーク前下院議員が選挙戦からの撤退を表明しました。オルーク氏は「オバマ前大統領の再来」とも言われ注目されていましたが、候補者が乱立する中、支持が伸び悩んでいました。
民主党のベト・オルーク氏は1日、声明を発表し、来年 2020年の大統領選挙に向けた民主党の候補者指名争いから撤退すると表明しました。
声明でオルーク氏は「受け入れがたいが、選挙戦がうまくいかないことは明らかだ。選ばれた候補者のもとに結束することが民主党、そしてこの国にとって最も利益となる」と述べました。
オルーク氏は南部テキサス州出身の47歳。
下院議員を経て去年11月の中間選挙で上院議員選挙に立候補し、現職を相手に予想を上回る接戦を繰り広げて注目を集めました。
融和を訴えるその切れ味鋭い弁舌から「オバマ前大統領の再来」とも言われ、若者を中心に期待を集めましたが、民主党内で候補者が乱立する中、支持が伸び悩んでいました。
これで民主党で指名を争う候補者は17人となりました。
このほか民主党の有力候補の中ではカストロ元住宅都市開発長官も撤退が取り沙汰されていて、民主党では来年2月に候補者選びが正式に始まるのを前に候補者の絞り込みが進んでいます。