https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012165781000.html
ペルシャ湾 アメリカ軍主催の軍事演習を公開
2019年11月6日 5時38分米イラン対立
イランをめぐる情勢が緊迫化する中、中東のペルシャ湾でアメリカ軍が主催した軍事演習が公開されました。演習には日本を含むおよそ50か国が参加していて、アメリカはイランを念頭にした有志連合の結成が難航する中、各国と連携してこの地域の安全の確保にあたる姿勢を示すねらいがあるとみられます。
IMX・国際海事演習はアメリカ軍が主催してペルシャ湾などで定期的に行うもので、今回は先月下旬から日本やサウジアラビアなどおよそ50か国が参加し、タンカーなどの航行の自由の確保を目指した演習が行われていて5日NHKなど一部メディアに公開されました。
バーレーン沖に展開するイギリス海軍の揚陸艦には日本の海上自衛隊のほかアメリカ軍やフランス軍の掃海部隊が乗船し、各国が掃海作業で使う最新の機材を用いて機雷を見つけ、処理する手順を確認し、それぞれが培ってきたノウハウを共有していました。
参加した海上自衛隊の隊員は「演習では機雷を捜し出して処分する流れを確認します。各国の部隊が集まってこの海域で演習を行うことで航行の自由を確保することにつながると思います」と話していました。
アメリカはことしホルムズ海峡周辺で相次いだタンカー攻撃の背後にはイランの関与があるとみて、船舶を守るための有志連合の結成を目指していますが、参加を表明したのは6か国にとどまっていることから今回の演習を通じて、各国と連携してこの地域の安全の確保にあたる姿勢を示すねらいがあるとみられます。
国際海事演習とは
(リンク先に続きあり)