遺族の話によると、死亡したのは母親3人と幼児4人、乳児2人で、全員が米国とメキシコの二重国籍を持っていた。車で移動中に銃撃を受けた後、焼き殺されたとみられる。
メキシコ当局の調べによると、3台はメキシコ北部ソノラ州とチワワ州の州境付近を走っていて犯罪集団の待ち伏せ攻撃を受けた。ドゥラソ治安相は、抗争勢力による人違いの犯行だった可能性を指摘した。
母子3組はソノラ州ラモラを出発し、それぞれチワワ州や米アリゾナ州にいる家族のもとへ向かう予定だったが、治安上の理由で一緒に行動していたという。
親族がラモラ付近から遠くの火災と爆発に気付いて駆け付けると、銃弾で穴だらけになり、焼け焦げた車の残がいが見つかった。遺体は車の外にも散乱していた。
遺族らによれば、無事に助かった13歳の少年が負傷した弟妹らを茂みに隠し、助けを求めて歩き出した。少年は約23キロ離れたラモラまで、6時間後にたどり着いた。親族らは午後7時半ごろ、茂みから子どもたちを保護した。
負傷した子ども7人は空路、アリゾナ州の病院へ運ばれたという。
3組の家族はモルモン教原理主義の信者で、一夫多妻制の自給自足生活を送っていたとされる。
ソノラ州のアレジャノ知事はツイッター上で犯行グループに対する怒りをあらわにし、捜査への全面協力を表明した。米連邦捜査局(FBI)も協力を申し出ている。
11/6(水) 10:42配信CNN.co.jp
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-35144969-cnn-int
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メキシコの米国境付近で4日、車3台に乗っていた母子合わせて9人が死亡、子ども数人が負傷した
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