https://mainichi.jp/articles/20191107/k00/00m/040/254000c
福岡の大規模な道路陥没から3年 市地下鉄トンネル再掘削完了
毎日新聞 2019年11月7日 21時15分(最終更新 11月7日 21時33分)
福岡市のJR博多駅前で2016年11月に大規模な道路陥没事故が起きた市地下鉄七隈線延伸工事で、福岡市は7日、事故現場のトンネルの再掘削を完了したと専門家会合に報告した。事故は8日で発生から3年。事故の影響で延伸区間の天神南―博多間(1・4キロ)の開業予定は当初より2年遅れの22年度となっている。
市交通局は、トンネル上部の地盤強化対策を施したうえで今年7月に再掘削を始め、9月26日に終えた。工事中と工事後に地表面や内部の沈下などを計測したが異常はなく、「安全に掘削が完了した」としている。今後は残りの工事を進める。
事故などで総事業費は137億円増の約587億円となる見通し。休業を強いられた店舗などへの補償はほぼ完了。7日時点で446件計約6億5000万円が支払われ、大成建設などの共同企業体が全額負担している。市交通局は「今後も安全最優先で工事を進めたい」としている。
事故は16年11月8日早朝に発生し、地上の市道が幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルにわたり陥没した。【加藤小夜、杣谷健太】
福岡の大規模な道路陥没から3年 市地下鉄トンネル再掘削完了
毎日新聞 2019年11月7日 21時15分(最終更新 11月7日 21時33分)
福岡市のJR博多駅前で2016年11月に大規模な道路陥没事故が起きた市地下鉄七隈線延伸工事で、福岡市は7日、事故現場のトンネルの再掘削を完了したと専門家会合に報告した。事故は8日で発生から3年。事故の影響で延伸区間の天神南―博多間(1・4キロ)の開業予定は当初より2年遅れの22年度となっている。
市交通局は、トンネル上部の地盤強化対策を施したうえで今年7月に再掘削を始め、9月26日に終えた。工事中と工事後に地表面や内部の沈下などを計測したが異常はなく、「安全に掘削が完了した」としている。今後は残りの工事を進める。
事故などで総事業費は137億円増の約587億円となる見通し。休業を強いられた店舗などへの補償はほぼ完了。7日時点で446件計約6億5000万円が支払われ、大成建設などの共同企業体が全額負担している。市交通局は「今後も安全最優先で工事を進めたい」としている。
事故は16年11月8日早朝に発生し、地上の市道が幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルにわたり陥没した。【加藤小夜、杣谷健太】