https://www.afpbb.com/articles/-/3254374
イスラエル軍、パレスチナ武装勢力の司令官殺害 ロケット弾発射の報復招く
2019年11月12日 17:48
発信地:ガザ市/パレスチナ自治区 [ パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
【11月12日 AFP】イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)にあるイスラム過激派組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の司令官の自宅を攻撃し、この司令官を殺害した。これを受けてガザ地区からは、報復としてロケット弾が発射され、情勢の悪化が懸念されている。
イスラム聖戦の軍事部門は、バハ・アブ・アタ(Baha Abu Al-Ata)司令官(42)がガザ市内で死亡したと発表。イスラエルはこれに先立ち、同司令官を標的にした攻撃を実施したと認めていた。今回の攻撃により、同司令官の妻も殺害されたという。
イスラエル側は、ここ最近実施された同国へのロケット弾発射はアタ司令官に責任があるとし、同司令官がさらなる攻撃を準備していたと主張している。
イスラエル軍によると、今回の攻撃を受けて、ロケット弾がガザ地区から同国へ向けて「相当な規模」で発射された。イスラエルの一部地域では空襲警報のサイレンが鳴り響いたという。ただ、犠牲者や被害が出たかどうかは不明。
イスラエル軍報道官は「われわれは数日間の戦闘に備えている」と述べた。(c)AFP