https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191213/k10012214291000.html
ファミリーマート 高齢者の運転免許 自主返納促す取り組み
2019年12月13日 17時43分
コンビニ大手のファミリーマートは、高齢者の運転免許証の自主返納を後押しする取り組みを始めました。店内の飲食スペースで警察官による高齢者向けの講習会を開き、返納を促すことにしています。
東京・墨田区の店舗で開かれた講習会には、近くに住む14人のお年寄りが集まり、警察官が体の機能や判断力の衰えは、アクセルとブレーキの踏み間違えなど、大きな事故につながりやすいなどと説明しました。
参加は無料で、実際に免許証を返納した人には、講習を受けた店で使える1000円分の割引券を配布するなどして、自主的な返納を促すことにしています。
参加した70代の女性は「緊張せず話を聞くことができました。こういう機会が増えれば免許証を返納する人も増えると思います」と話していました。
ファミリーマートでは、まず都内の店舗で実施し将来は全国に広げたいとしていて、岩崎浩サステナビリティ推進部長は、「店舗を社会問題の解決に役立てていきたい」と話していました。
流通業界では、イオンも本州と四国の一部のスーパーで、免許証を返納した高齢者には自宅への商品の配送料を割り引くサービスを行っています。