警察署内で現金を盗んだほか、三重県伊賀市内の住宅に盗み目的で侵入した罪に問われている伊賀警察署の元巡査の男の初公判が18日、津地方裁判所で開かれ、検察側は懲役1年6カ月を求刑しました。
窃盗や住居侵入などの罪に問われているのは、伊賀警察署の元巡査、大崎雄人被告(21)です。
起訴状などによりますと、大崎被告は今年9月に勤務先の伊賀警察署内で同僚らから2度にわたり現金合わせて8万5000円を盗んだとされているほか、10月には盗み目的で伊賀市内の住宅に侵入した罪に問われています。
三重県警察本部は先月、大崎被告を懲戒免職処分としました。
津地方裁判所で開かれた初公判で、大崎被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
検察側は「無計画に借金を重ねた挙句の犯行で、動機や経緯に酌むべき点は認められない。警察に対する信頼を害した点も軽視できない」などとして懲役1年6カ月を求刑しました。
一方、弁護側は「懲戒処分を受け社会的制裁を受けている」などとして執行猶予つきの判決を求めました。
判決は、1月9日に言い渡されます。
12/19(木) 12:51配信
三重テレビ放送
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