交際相手の女性(44)に暴行を加えてけがをさせたとして、福岡県警西署は20日、福岡市西区生(いき)の松原、内装業、吉永正之容疑者(47)を傷害容疑で逮捕した。吉永容疑者は11月ごろから互いのスマートフォンの無料通話アプリを常に通話状態にし、女性の行動を24時間監視していたとみられ、裏付け捜査を進める。
西署によると、2人は8月、SNSで知り合い交際を開始。10月ごろ、女性のスマホの通話履歴に他の男性の名前があり、暴行が始まった。吉永容疑者はスマホを2台所有しており、うち1台の無料通話アプリで女性に電話をかけ、ハンズフリー機能で女性の言動を監視し続けていたとみられる。女性は吉永容疑者の暴行を恐れ、通話状態を解除できなかったという。
女性の娘が「母親が彼氏から暴力を受けているようだ」と警察に相談して事件が発覚。警察官は通話状態を続ける吉永容疑者に気付かれないように筆談で女性から事情を聴いたという。女性は全身にあざがあり、余罪を追及する。【浅野孝仁】
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