奥能登地方で栽培される原木シイタケ「のとてまり」の初競りが二十日朝、金沢市中央卸売市場であった。肉厚が四センチ以上ある最高級の「プレミアム」は過去最高だった昨年を五万円上回る一箱(六枚入り)二十五万円で落札された。(小川祥)
金沢で初競り 最高値更新
のとてまりは原木シイタケ「のと115」のうち、かさの直径が八センチ、肉厚が三センチ以上などの基準を満たしたもの。香りや風味が良く、肉厚で食べ応えがあるのが特徴だという。
落札したのは「らーめん世界」を展開する翔志(白山市)。県内の六店舗で、希望者には鶏塩らーめんとゆず塩らーめんに無料でトッピングするという。石野康弘社長は「お店を出して二十五年間、お客さまのおかげでここまでやってこれた。感謝を込めて提供したい」と話した。
2019年12月21日 中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20191221/CK2019122102000043.html