コンテストは今回が2回目で、各店舗での1次審査と地区大会を勝ち抜いた10人が出場した。顧客からの問い合わせやクレームへの対応を中心とした6分間の接客シミュレーションと、1分間スピーチで競った。
城野さんは「サンドイッチに卵の殻が入っていた」との指摘を受けた、という設定で臨んだ。謝罪だけで済まさず、顧客のけがの具合なども確認した点が高く評価され、1位となった。
外部有識者を含む審査員からは「昨年は元気いっぱいという感じの接客だったが、今年は円熟味が増した」との講評を受けた。城野さんは「前回悔しい思いをしたが、今回は審査員一致の順位と聞いてうれしかった」と喜んだ。
鯖江店をフランチャイズ運営する飲食業のアモーレながすぎ(本社鯖江市)が展開する別業態の店舗へ応援に入ることもあり、「さまざまなお客さまと接する中で経験を積ませてもらった」と城野さん。「(業界で)接客業務の機械化が進んでいるが、大好きな接客でこれからもフルサービスのもてなしを大切にしたい」と話した。
2019年12月30日 午前7時10分 福井新聞
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1002306
