【AFP=時事】米軍の空爆によりイラン革命防衛隊(IRGC)の司令官が殺害されたことを受け、米国は最大3500人を中東地域に増派する。米国防総省の当局者が3日、明らかにした。
増派は陸軍第82空挺(くうてい)師団(82nd Airborne Division)の即応部隊から行われる。同部隊からは今週既に、イラクの首都バグダッドでの米大使館襲撃事件を受けて数百人が追加派遣されていた。
国防総省の報道官は、追加部隊はクウェートに派遣されると説明。増派は「米国の人員と施設に対する脅威増加に対する適切かつ予防的措置」として行われると述べた。
米国が殺害したのは、イラン革命防衛隊で国外作戦を担う精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官。米政府は、イラクで最近相次いだ米施設に対する攻撃の背後に同司令官がいたと主張している。【翻訳編集】 AFPBB News
米軍の空爆により殺害されたイラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のガセム・ソレイマニ司令官(2013年9月14日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
1/4(土) 5:37配信
時事通信社
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