操業ルールで道が緊急指導会議
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20200116/7000017064.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
北方領土周辺の海域で根室市の漁船がロシア当局に連行されたことを受けて、
道は操業日誌を正確に記載するなど操業ルールの徹底を求める緊急の指導会議を根室市で開きました。
15日、根室市の歯舞漁協所属のマダラ底はえなわ漁船「第68翔洋丸」が、歯舞群島周辺の海域で
ロシア国境警備局の検査を受けて国後島に連行されました。
ロシア当局は16日、操業日誌に記載されていないエイ、714キロが見つかるなど
違反が確認されたとして、罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。
これを受けて道は、漁船の船長や漁協担当者など20人余りを根室漁協に集めて緊急の指導会議を開きました。
この中で道漁業管理課の谷内和人国際漁業担当課長は「国境警備局の検査は非常に厳しく、
これまで大丈夫だった操業日誌の書き方や扱いが思いもしない形で指摘され連行されてしまう」
と危機感を示しました。
そのうえで道は、▼操業日誌には漁獲物の重さを正確に記載することや、
▼操業区域や漁獲量の上限を守ること、それに▼船内では多くの漁獲物の加工を認めないとする
ルールが新たに設けられたことなど、ロシア200海里内で操業する際のルールの徹底を求めました。
谷内課長は「船全体で知識を共有し、乗組員が一丸となってきちんと操業するようお願いした」と話しています。
【ロシア当局は】
北方領土周辺の海域で、ロシアの国境警備局の臨検を受けて国後島に連行された北海道根室市の
漁協に所属する漁船について、ロシアの当局は、操業日誌に記載されていないエイが見つかるなど違反が確認されたとして、
罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。
連行されたのは、6人が乗り組む根室市の歯舞漁協所属のマダラ底はえなわ漁船「第68翔洋丸」です。
外務省などによりますと、この漁船は、ロシア200海里内でロシア側から許可を得て、
マダラやカレイをとっていましたが、15日午後、北方領土周辺の海域でロシア側の検査を受けた後、
詳しく調べるために国後島に連行されました。
ロシア極東のサハリン州の国境警備局は16日、この漁船を詳しく調べた結果、
操業日誌に記載されていないエイ、714キログラムが見つかるなど、
日本とロシアの漁業協定への違反が確認されたと明らかにしました。
その上で、ロシアの法律に基づく行政事件として捜査が行われ、「第68翔洋丸」の船長は
裁判を経て罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。
これに対して、日本政府は、人道的観点から乗組員や漁船の早期の帰港をロシア側に求めています。
【知事は】
鈴木知事は記者会見で「協定内容を順守するのは大切なことなので適切な操業の徹底を図っていきたい。
事実関係をしっかり確認しできるだけ早期の帰港ができるよう働きかけをしていく」と述べました。
【官房長官は】
菅官房長官は午前の記者会見で「現時点で6人の健康状態に問題はないということだ。
政府としては、人道的観点からも乗組員および船体が早期に帰港できるよう
ロシア側に引き続きしっかり働きかけを行っていきたい」と述べました。
一方、ロシアとの平和条約交渉への影響について、菅官房長官は
「領土問題を解決して平和条約を締結することが政府の基本方針であり、
引き続き粘り強く対応していきたい」と述べました。
01/16 18:17
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http://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20200116/7000017064.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
北方領土周辺の海域で根室市の漁船がロシア当局に連行されたことを受けて、
道は操業日誌を正確に記載するなど操業ルールの徹底を求める緊急の指導会議を根室市で開きました。
15日、根室市の歯舞漁協所属のマダラ底はえなわ漁船「第68翔洋丸」が、歯舞群島周辺の海域で
ロシア国境警備局の検査を受けて国後島に連行されました。
ロシア当局は16日、操業日誌に記載されていないエイ、714キロが見つかるなど
違反が確認されたとして、罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。
これを受けて道は、漁船の船長や漁協担当者など20人余りを根室漁協に集めて緊急の指導会議を開きました。
この中で道漁業管理課の谷内和人国際漁業担当課長は「国境警備局の検査は非常に厳しく、
これまで大丈夫だった操業日誌の書き方や扱いが思いもしない形で指摘され連行されてしまう」
と危機感を示しました。
そのうえで道は、▼操業日誌には漁獲物の重さを正確に記載することや、
▼操業区域や漁獲量の上限を守ること、それに▼船内では多くの漁獲物の加工を認めないとする
ルールが新たに設けられたことなど、ロシア200海里内で操業する際のルールの徹底を求めました。
谷内課長は「船全体で知識を共有し、乗組員が一丸となってきちんと操業するようお願いした」と話しています。
【ロシア当局は】
北方領土周辺の海域で、ロシアの国境警備局の臨検を受けて国後島に連行された北海道根室市の
漁協に所属する漁船について、ロシアの当局は、操業日誌に記載されていないエイが見つかるなど違反が確認されたとして、
罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。
連行されたのは、6人が乗り組む根室市の歯舞漁協所属のマダラ底はえなわ漁船「第68翔洋丸」です。
外務省などによりますと、この漁船は、ロシア200海里内でロシア側から許可を得て、
マダラやカレイをとっていましたが、15日午後、北方領土周辺の海域でロシア側の検査を受けた後、
詳しく調べるために国後島に連行されました。
ロシア極東のサハリン州の国境警備局は16日、この漁船を詳しく調べた結果、
操業日誌に記載されていないエイ、714キログラムが見つかるなど、
日本とロシアの漁業協定への違反が確認されたと明らかにしました。
その上で、ロシアの法律に基づく行政事件として捜査が行われ、「第68翔洋丸」の船長は
裁判を経て罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。
これに対して、日本政府は、人道的観点から乗組員や漁船の早期の帰港をロシア側に求めています。
【知事は】
鈴木知事は記者会見で「協定内容を順守するのは大切なことなので適切な操業の徹底を図っていきたい。
事実関係をしっかり確認しできるだけ早期の帰港ができるよう働きかけをしていく」と述べました。
【官房長官は】
菅官房長官は午前の記者会見で「現時点で6人の健康状態に問題はないということだ。
政府としては、人道的観点からも乗組員および船体が早期に帰港できるよう
ロシア側に引き続きしっかり働きかけを行っていきたい」と述べました。
一方、ロシアとの平和条約交渉への影響について、菅官房長官は
「領土問題を解決して平和条約を締結することが政府の基本方針であり、
引き続き粘り強く対応していきたい」と述べました。
01/16 18:17