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ガソリン11週連続値上がり 全国平均151.6円
2020年1月22日 15:39
資源エネルギー庁が22日に発表した20日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週に比べ0.5円高い1リットル151.6円だった。中東情勢の緊迫で原油価格が上昇し、石油元売り各社が卸値を引き上げた分を転嫁する動きが続いた。上昇は11週連続。1年2カ月ぶりの高値となった。
大阪や佐賀など39府県で上昇した。北海道など3道県は前週から変わらず、値下がりは東京や岩手など5都県だった。全国最高値は長崎の163円で最安値は岡山の146.6円だった。軽油は前週から0.4円高の1リットル131.7円で灯油も同0.5円高の1リットル94.8円だった。
米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害を受け急騰した原油相場は、事態の深刻化は避けられたとの見方から、年初に比べ値下がりした。元売り各社も今週、卸値を1リットル1〜1.5円引き下げると系列の給油所に通知しており、調査を担う石油情報センターは「来週は値下がりする」と見ている。