米フロリダ州の警察は5日、同州の湿地帯に単独で出かけたカヤック愛好者が行方不明になったものの、当人の携帯電話が陸地に流れついて座標データの分析で居場所が判明し、救出したと発表した。
助かったのは米バージニア州に住む67歳の男性で、フロリダ州コリアー郡の保安官事務所によると、先月22日にエバーグレーズの湿地帯へのカヤック旅行に出発。7日後に戻る予定だったが消息を絶っていた。
今月2日になってモンロー郡との境界線近くの河岸に財布や携帯電話を含む男性の所有物があるのを公園管理担当者が発見。保安官事務所によると、先月31日の接続記録がある座標データを見つけ、航空機による捜索場所の絞り込みを開始した。
3日の正午直前、上空から男性を見つけ、水上の捜索班に連絡していた。男性の居場所は携帯電話が漂着した場所から数マイル(1マイルは約1.6キロ)離れていた。男性は救命胴衣を利用し、川に仰向けの状態で浮かんでいたという。
地元のCNN系列局WINKニュースは、男性はまるまる2日間、非常に冷たい水中にいたと報じた。発見された時、男性は脱水や低体温の症状を呈し、けいれんもしていたという。病院に運ばれ、容体は安定しているとした。
男性の家族は声明で、郡や州の救助の支援に感謝し、「直面した状況の中で生き延びていたのは奇跡」とも述べた。
https://news.livedoor.com/article/detail/17777987/