https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200216-00034762-bunshun-soci
2019年12月、一瀬邦夫社長直筆の「社長からのお願い」の貼り紙が話題となったステーキチェーン「いきなり!ステーキ」。
その運営会社である「ペッパーフードサービス」が経営的に大苦戦する中、「週刊文春デジタル」の取材により、
「いきなり!ステーキ」の都内店舗における外国人不法就労が問題になっていたことが明らかとなった。
同社が2月14日に発表した2019年12月期の連結決算は、最終損益27億円の赤字。
「いきなり!ステーキ」は店舗数急増で自社競合が起き、既存店売上高は前の期比30%減と低迷した。
今回、外国人の不法就労で問題となったのは「いきなり!ステーキ」東中野店。
不法就労を働いていたのはバングラディシュ国籍のXさんだ。Xさんは約1年前から同店で働いていた。
■20代前半のバングラデシュ人で日本語学校に通う留学生
「Xさんは20代前半のバングラデシュ人。日本語学校に通う留学生でした。勤勉で、日本語も上手なうえに気さくな人柄で、スタッフの信頼も厚かった。
働き者で、学生ビザの労働時間の上限いっぱいである週28時間、シフトに入っていました。
肉の焼き方など調理技術も他の日本人アルバイトよりも上だったと聞いています」(ペッパーフードサービス関係者)
Xさんは2019年10月27日に学生ビザが切れ、店を去った。
しかし、辞めたはずのXさんが、なぜか2019年12月末から店舗に戻り、ふたたび働き始めたという。
その経緯を別のペッパーフードサービス関係者が説明する。
■別のアルバイトの銀行口座を迂回して給与支払い
「就労が認められていないということは、Xさん本人もオーナーのAさんももちろんわかっていました。その上で、年末年始の人手不足を乗り切るために、
オーナーのAさんがXさんに『働いてほしい』と打診したのです。オーナーはXさんの働いた分の給料を、同じ店のアルバイト・B子さんが働いたことにして、
いったんB子さんの銀行口座に振り込まれた給料の中から、Xさんの分を取り出し、現金で手渡ししていた。
オーナーは不法就労のスキームにB子さんも巻き込んだのです」
Xさんは自分の勤怠状況をメモに書いて店長に渡していたという。
取材班が入手した4枚のメモを見ると、Xさんは2020年1月だけでも100時間を超えるペースで働いている。
だが、1月27日になって本部のスーパーバイザーがこの事態を把握した。
その後、スーパーバイザーがXさんに事実確認をすると、以降、Xさんは店に来なくなったという。
取材班は2月11日、Xさんに声をかけたが、「手伝っていただけ。お金はもらっていない」と流暢な日本語で答え、足早に去っていった。
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