静岡県は九日、浜松市と進めている浜松市西区篠原地区の遠州灘海浜公園計画で、中心施設となる野球場の規模・構造案四つと配置案三つを公表した。
事業費や来場者数などを比較検討し、県議会九月定例会までに絞り込む。
規模は、県民アンケートで最多の支持を集めた「大型スタンド球場」を反映した二・二万人案と、県野球協議会が求める「一万人程度」を反映した一・三万人案。
双方に全面コンクリート構造案と、外野席のみ盛り土構造とする案を想定した。
配置案は、メイン球場以外に三つのサブ球場とソフトボール場を設ける「ボールパークを核としたスポーツ公園」案と、サブ球場は一つで中央に大小二つの池を配置した「木々と水辺に囲まれた自然・スポーツ公園」案、二つのサブ球場と大規模な多目的広場を備えた「みんなが楽しめる健康・スポーツ公園」案の三つ。
県は費用や効果を比較し、年内にも基本計画案を策定した上でパブリックコメント(意見公募)を実施し、二〇二〇年度内の基本計画の公表を目指している。
https://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/tokai-news/CK2020031002000097.html