JR北海道は11日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、3月の鉄道利用が北海道新幹線で75%減となるなど激減していることを明らかにした。利用者減を受けて3月23日から順次、札幌−旭川、室蘭、函館、帯広の各区間の特急列車を減便する。
同社によると、3月2〜8日の北海道新幹線新函館北斗−新青森の乗車率は前年同期比75%減と激減。同期間の南千歳−トマムなどの特急列車も70%減だった。札幌−新千歳空港の快速列車も52・3%減とほぼ半減した。
同社では、鈴木直道知事が2月28日に緊急事態を宣言して外出自粛を呼びかけたことが鉄道利用者の大幅な減少に影響しているとみている。
1月24日から3月末までの間の新型コロナウイルスによる減収は約47億円に達する見通し。これまで最大だった平成28年の台風による減収を上回り、過去最大規模の減収となる可能性がある。慢性的な乗客の減少が続くJR北海道の経営にとって厳しい局面が続きそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200311-00000568-san-bus_all
3/11(水) 17:34配信