国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドルー・パーソンズ会長は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京パラリンピックについて「予定通り8月25日に開幕できるように全力を尽くしている。現在の状況と世界に与えている打撃は十分に把握しているが、もっと思い切った対策が必要かどうかを判断する時間はまだある」との声明を出した。
国際大会の中止や延期が相次ぎ、既にパラリンピック予選や選手のクラス分け審査に影響が出ている。同会長は「選手の健康と幸福が私たちの最優先事項で、ウイルスの封じ込め戦略の一環として正しいこと」と理解を求め、国際競技連盟や選手の代表らと協議を重ねているとして「見通しが明らかになり次第、公平な解決策を示す」と約束した
2020/3/20 16:31
https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK50172_Q0A320C2000000/