[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国の新型コロナウイルス流行の中心地となっているニューヨーク州では、24日も感染者が急増した。人口が800万人を超えるニューヨーク市では、感染者が累計約1万5000人、死者は157人となった。
同市の感染者は米国全体の3分の1近くを占める。24日の新規感染者も全米の半分以上に上った。
トランプ大統領はニューヨーク、ワシントン両州について大規模災害に認定し、カリフォルニア州も近く認定すると言明。感染拡大に対処するため「すべてのリソ−ス」を投入する考えを示した。
トランプ氏は記者会見で「われわれは大きな国家的試練に耐えている」と述べ、国民に対しソーシャル・ディスタンス(対人距離)を保つよう求めた。
これより先、ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)は、州内の感染率は3日ごとに倍増しており、感染拡大のピークは2―3週間後に到来する恐れがあると指摘。ピーク時に必要な病院のベッド数は当初想定していた11万床を超え、14万床と考えられるが、現時点で利用可能なベッド数はわずか5万3000床で、医療サービスは重大な危機を迎えていると訴えた。
3/25(水) 11:26配信
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