【3月28日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は日本時間28日午前4時現在で2万6621人となっている。
中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに183の国・地域で計57万2040人余りの感染が公式に確認され、少なくとも12万4400人が回復した。
この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では現在、入院が必要な人に対してのみ検査を実施している。
27日午前4時以降で最も多くの死者が確認された国はイタリアで、969人の死亡が発表された。次に多かったのがスペインの769人、その次は米国の345人となっている。
2月に国内初の死者が出たイタリアでの死者数は9134人、感染者数は8万6498人、回復者は1万950人。スペインの死者数は4858人で、イタリアと同じく中国を超えた。スペインの感染者数は6万4059人。
香港とマカオ(Macau)を除く中国本土では、これまでに3292人の死亡と8万1340人の感染、7万4588人の回復が発表された。前日からの増加数は感染者が55人、死者が5人。
その他で被害が大きな国はイラン(死亡2378人、感染3万2332人)とフランス(死亡1995人、感染3万2964人)。
米国は世界最多となる9万7028人の感染を確認、死者は1475人となっている。米国の感染者数は23日の4万1511人から4日間で2倍以上に増加しており、増加ペースは世界で最も速い。
日本時間の27日午前4時以降に初の死者が出た国や地域はホンジュラス、ベネズエラ、ニカラグア、ウズベキスタン。初の死者が出た国はセントクリストファー・ネビス。
地域別感染者数は、欧州が31万3801人(死者1万8638人)、アジアが10万2161人(死者3684人)、中東が3万9431人(死者2446人)、米国・カナダが9万8860人(死者1491人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1万474人(死者234人)、アフリカが3826人(死者114人)、オセアニアが3491人(死者14人)となっている。(c)AFP
2020年3月28日 5:46
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