新型コロナウイルスに感染し、イタリア・ミラノの病院に入院した患者59人に嗅覚か味覚の障害が生じたか尋ねたところ、いずれかに障害がある人が3割超の20人に上ったとミラノ大などの研究チームが28日までに発表した。
20人のうち11人は両方に障害があり、さらにこのうち5人は嗅覚も味覚もない状態だった。
論文が米感染症学会誌クリニカル・インフェクシャス・ディジージズ電子版に掲載された。研究チームは、嗅覚や味覚の障害が新型コロナ感染の初期症状の可能性があるとした上で、感染を疑う項目に取り入れるかは、入院に至らない患者を多数調べる必要があると指摘している。
日本では嗅覚や味覚の異常を訴えたプロ野球阪神の選手らが感染検査で陽性とされた。
3/28(土) 14:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000048-jij-soci