始業式、校内放送で 顔合わせできず「どんな先生?」 那覇の小学校
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて臨時休校や休校決定が相次ぐ中、休校前に始業式と入学式を実施することを決定していた那覇市内の小学校では7日、ささやかに新年度が始まった。
金城小学校(平良雅司校長)では、体育館での全体集会を取りやめて児童らが教室で待機。例年ならば新しく赴任した先生と顔を合わせる新任式および始業式が、今年は15分ほどに時間を短縮して校内放送でまとめて実施された。
本年度から赴任した平良校長は「市内でも感染者が出ており、休校は仕方がない」と話しながらも「児童全員の顔を見られないのはさみしいが、新年度のスタートを切れてよかった」と複雑な思いを語った。
教室では児童が楽しみにしていた担任の発表が始まると、あちこちで歓声が上がる中、時折「だれだろう?どんな先生?」と顔合わせができなかった先生の様子を想像する児童の姿も見られた。【琉球新報電子版】
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、校内放送を聞きながら教室での始業式に参加する児童ら=7日午前8時40分ごろ、那覇市の金城小学校
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4/7(火) 9:59配信琉球新報