希少種「アマミセイシカ」見頃
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200408/5050009843.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
奄美大島の宇検村の渓流沿いでは奄美大島だけに自生し、絶滅のおそれがあるとされる
「アマミセイシカ」の白い花が咲き誇り、見ごろを迎えています。
「アマミセイシカ」は、奄美大島だけに自生するツツジ科の植物で、環境省のレッドリストでは
絶滅危惧種の中でも絶滅の危険性が最も高い「A類」に分類されています。
宇検村の河内川沿いの斜面には直径4センチほどの白い花が咲き誇り、見ごろを迎えています。
奄美大島在住で、長年、島の植物を撮影し、希少種の保護活動にも取り組んでいる写真家の
山下弘さんによりますと、「アマミセイシカ」は、もともと、河内川沿いのこの場所と、
奄美市を流れる住用川沿いのごく限られた場所にしか自生しておらず、
「幻の花」と呼ばれていたとということです。
しかし、観賞用に採取されたほか、道路建設に伴う工事でさらに減り、
現在、花を咲かせる木は全体で200本以下ではないかということです。
宇検村企画観光課の内田健治さんは「見られる場所は少ないですが、
新緑に映える白い花が美しいので、ぜひこの時期に見に来てほしいです」と話していました。
「アマミセイシカ」の花は今月(4)中旬ごろまで、楽しめるということです。
04/08 10:30