https://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20200422/7000020451.html
道道内では22日、新型コロナウイルスに感染した2人が死亡し、新たに22人が感染したことが確認されました。
病院での感染拡大に歯止めがかかっていません。
新型コロナウイルスに感染して死亡したのは道内の80代の男性と、70代の女性の2人です。
道内で亡くなったのはこれで25人になりました。
新たに感染が確認されたのは札幌市で13人、函館市で2人、空知地方で1人、石狩地方で3人、オホーツク海側で3人です。
道内の感染者はのべ495人となり、治療を終えた人はのべ197人になりました。
道や札幌市によりますと北海道がんセンターでは患者4人の感染が確認されこの病院に関連する感染者は47人になりました。
今月18日からこの病院で行われた厚生労働省の「クラスター対策班」の現地調査は終わったということで市は今後、調査の報告を受けるということです。
また、20代の遠軽厚生病院の医療スタッフ3人の感染が確認され、感染者は12人に広がっています。
このほか、札幌厚生病院で職員1人の感染が確認され、感染者は9人になりました。
連日2桁の感染者が確認されていることについて、札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は
「市中感染の第2波が来ていて感染規模の大きさを測りかねている。非常に心配している」と述べました。
【函館市の感染者は】
函館市で感染が確認されたのは市内に住む60代の男性と同居する30代の市の職員の女性です。
函館市によりますと、60代の男性はクラスターと呼ばれる集団感染が発生している札幌市の北海道がんセンターに今月9日から11日まで入院し、
函館市の自宅に戻ったあと13日に38度台の熱が出て、その後、匂いや味がしない症状も出たことから検査した結果、陽性が確認されました。
また、30代の女性は今月19日に37度台の発熱があり、翌日に熱が下がって出勤したものの夜になって再び熱が上がり、
けん怠感も出たため検査した結果、陽性が確認されたということです。
2人とも市内の感染症の指定医療機関に入院していますが、症状は軽く会話もできるということです。
函館市は女性が勤務する市民・男女共同参画課の職員およそ10人を自宅待機とし、課がある4階の部屋やトイレ、給湯室などを消毒しました。
市は庁舎を閉鎖する措置はとらず、通常どおり業務を行っています。
平井尚子副市長は「職場の3密を防ぐなど感染防止を徹底していきたい」と話していました。