岐阜市寺田の路上で死亡したホームレス男性(当時81歳)に対する殺人や傷害致死容疑で19歳の少年5人が逮捕された事件で、5人を含む男女約10人のグループが事件前にも複数回、被害男性らに投石などの暴行を加えていたとみられることが、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、死亡した無職、渡辺哲哉さんと一緒に暮らしていた女性(68)は3月中旬以降、「若い男女に石を投げられた」と4回にわたり岐阜県警岐阜北署へ相談していた。県警は、事件が起きた3月25日より前の投石事件も、このグループによるものとみて調べている。
また、逮捕された5人は事件当日、渡辺さんらを襲撃するため現場付近に集まったとみられる。5人は事件前から渡辺さんらの名前などを把握しており、計画的に渡辺さんを標的として襲ったとみている。
関係者によると、逮捕された5人のうち4人は一時期、朝日大(岐阜県瑞穂市)の硬式野球部に同学年で所属し、うち2人は退学している。5人それぞれが県内の異なる高校の野球部出身で、一部は高校時代から交流があったという。ほかの5人も紹介などで知り合ったとみられる。【横田伸治】
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