新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医師がスマートフォンなどの画面を通して遠隔で患者を診療する「オンライン診療」の導入が、兵庫県の東播地域でも進んでいる。9日時点で37の医療機関が実施(電話での診療を含む)。利用した患者からは「思ったよりスムーズ」と好評だ。(小森有喜)
オンライン診療は、通院で外出する患者の感染リスクを減らし、医師や看護師らの院内感染を防ぐことが狙い。これまでは原則、再診の患者が対象だったが、厚生労働省は新型コロナウイルス終息までの時限措置として、初診についても電話診療を含めて4月13日から解禁した。同省のホームページに実施医療機関の一覧が掲載されている。
稲美町国岡2の大西メディカルクリニックは4月中旬から、無料通信アプリLINE(ライン)を使った診療を導入。電話診療も初診の患者を対象に加えた。毎日電話で10〜20人、ラインで3、4人程度を診療しているという。
患者は事前に氏名や住所といった基本情報や症状をラインのメッセージで送り、保険証や診察券の写真も添付。その後ビデオ通話を開始し、免許証などで本人確認を済ませた後、医師と会話する。診断結果は通話中か、終了後のメッセージで伝えられる。支払いもインターネット上で済ませることができる。
薬が処方された場合は、患者が希望する薬局に、医師から処方箋が送られ、患者が出向いて受け取る。診断の途中で聴診や触診が必要だと判断されれば、来院してもらう可能性もある。
普段は同クリニックに通っており、初めてオンライン診療を利用した加古川市の女性(78)は「顔も見えるし思ったよりスムーズに話せる」と気に入った様子。大西奉文(ともゆき)院長(64)は「いつももらっている薬が欲しいだけ、といった方に好評。活用してほしい」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200510-00000006-kobenext-sctch
オンライン診療は、通院で外出する患者の感染リスクを減らし、医師や看護師らの院内感染を防ぐことが狙い。これまでは原則、再診の患者が対象だったが、厚生労働省は新型コロナウイルス終息までの時限措置として、初診についても電話診療を含めて4月13日から解禁した。同省のホームページに実施医療機関の一覧が掲載されている。
稲美町国岡2の大西メディカルクリニックは4月中旬から、無料通信アプリLINE(ライン)を使った診療を導入。電話診療も初診の患者を対象に加えた。毎日電話で10〜20人、ラインで3、4人程度を診療しているという。
患者は事前に氏名や住所といった基本情報や症状をラインのメッセージで送り、保険証や診察券の写真も添付。その後ビデオ通話を開始し、免許証などで本人確認を済ませた後、医師と会話する。診断結果は通話中か、終了後のメッセージで伝えられる。支払いもインターネット上で済ませることができる。
薬が処方された場合は、患者が希望する薬局に、医師から処方箋が送られ、患者が出向いて受け取る。診断の途中で聴診や触診が必要だと判断されれば、来院してもらう可能性もある。
普段は同クリニックに通っており、初めてオンライン診療を利用した加古川市の女性(78)は「顔も見えるし思ったよりスムーズに話せる」と気に入った様子。大西奉文(ともゆき)院長(64)は「いつももらっている薬が欲しいだけ、といった方に好評。活用してほしい」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200510-00000006-kobenext-sctch