2020年5月17日 18時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200517/k10012433891000.html
緊急事態宣言の解除を受けて営業を再開した、島根県出雲市の出雲大社の近くにある商業施設は会計をキャッシュレス決済に限定するなど、新型コロナウイルスの感染を防ぐための対策を徹底しています。
「縁結びの神様」として知られ、全国から多くの参拝者が訪れる出雲大社の周辺には、およそ90軒の店が立ち並んでいます。
緊急事態宣言が解除されたあとも、ほとんどの店が臨時休業していますが、飲食店や土産物店など9つの店舗が入る商業施設、「ご縁横丁」は16日およそ1か月ぶりに営業を再開しました。
感染を防ぐため、それぞれの店は閉まったままで従業員はおらず、商品は店先に並べられています。
そして、すべての店の会計を共通して行うレジを施設の出入り口付近に新たに設け、現金のやり取りによる感染を防ぐため、会計はキャッシュレス決済に限定しています。
さらに、客の動線を一方通行にしたほか、客どうしの間隔を空けてもらうため、床に印を付けるなどの感染防止策も講じています。
運営会社の三木康夫統括は「お客さんやスタッフの感染を防ぐため、必要な対策を取った。これからも新しいスタイルでの営業を考えていきたい」と話していました。