世界最大の日系社会があるブラジルで、新型コロナウイルス感染者の治療にあたっていた日系3世のフェルナンド・ミヤケ医師(56)が感染し、4月に亡くなった。米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、ブラジルの感染者数は5月20日現在、米露に次いで世界で3番目の27万人超に上り、医療従事者の感染・死亡も多発。
ミヤケさんの弟で歯科医のクラウジオ・ミヤケさん(54)は、外出規制の緩和が進む日本へもメッセージを送る。
「有効なワクチンや薬が開発されるまで、気を緩めないでほしい。ウイルスは常にそばにいる」
内科医のミヤケさんは、最大都市サンパウロ郊外サントアンドレの病院に勤務。ブラジルでは2月下旬に初めて感染者が確認され、この病院でも3月上旬から患者が急増した。ミヤケさんは通常の内科診療に加え、緊急外来での対応にも追われた。
残り718文字(全文1076文字)
毎日新聞2020年5月21日 東京夕刊
https://mainichi.jp/articles/20200521/dde/007/040/023000c
ミヤケさんの弟で歯科医のクラウジオ・ミヤケさん(54)は、外出規制の緩和が進む日本へもメッセージを送る。
「有効なワクチンや薬が開発されるまで、気を緩めないでほしい。ウイルスは常にそばにいる」
内科医のミヤケさんは、最大都市サンパウロ郊外サントアンドレの病院に勤務。ブラジルでは2月下旬に初めて感染者が確認され、この病院でも3月上旬から患者が急増した。ミヤケさんは通常の内科診療に加え、緊急外来での対応にも追われた。
残り718文字(全文1076文字)
毎日新聞2020年5月21日 東京夕刊
https://mainichi.jp/articles/20200521/dde/007/040/023000c