(CNN) 米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は国際会議でのビデオ演説で、新型コロナウイルスは同氏にとって、エボラ出血熱やエイズウイルス(HIV)をしのぐ「最大の悪夢」だと語った。
会議は9日、バイオ業界団体BIOが開催した。ファウチ氏は事前収録した演説の中で、「エボラは恐ろしかったが、簡単にうつる病気ではない」と指摘。HIVも長引いたものの感染経路や地域が限られ、だれもが脅威を感じたわけではないと述べた。
ファウチ氏はこれまで、どんな病気を一番恐れているかという質問に「動物に由来するような新型の呼吸器感染症で、感染力が非常に高い病気」と答えていた。これまでも一部の条件を満たす感染症は流行したが、新型コロナウイルス感染症は全ての特徴を備えているという。
同氏は新型コロナウイルスについて「4カ月の間に世界を壊滅させた。予想もしなかった速さで感染が拡大し、世界全体を支配した」「しかもまだ終わりではない」と語った。
また、回復した患者が半年後にどうなっているかは未知の分野だと指摘。感染して重症に陥った後、長期的にどのような影響が残るかについて、まだ分かっていないことが多いと述べた。
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6/10(水) 12:40配信
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