川底から9万年前の流木群 阿蘇山大噴火 50キロ離れた地点で出土
毎日新聞 2020年6月25日 10時52分(最終更新 6月25日 10時53分)
https://mainichi.jp/articles/20200625/k00/00m/040/059000c
川底から発見された流木
約9万年前の阿蘇山大噴火で発生した火砕流でなぎ倒された流木群が大分県日田市にある有田川の川底から見つかった。阿蘇山から北に約50キロ離れた地点。
市によると、3年前の九州北部豪雨で氾濫した有田川を災害対策のために改修工事しており、川底を深く掘り下げたところ出土した。大きさは10センチ〜5メートルほどで、大小合わせて約100本が見つかった。市内で出土したのは3例目という。
樹木は表面が黒く焼け焦げていたが、内部は生木のまま。専門家の調査で、9万年前の火砕流堆積(たいせき)物に埋もれていたことが判明した。
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