6/25(木) 11:17配信
産経新聞
野津容疑者と被害者の関係
兵庫県宝塚市の住宅で家族がボーガンで撃たれ4人が死傷した事件で、兵庫県警捜査1課は25日、家族3人に対する殺人の疑いで、この住宅に住む無職、野津英滉(ひであき)容疑者(23)を再逮捕した。「祖母と実弟、実母を殺したことに間違いありません」と容疑を認めている。県警は強い殺意に基づく計画的犯行とみて、動機の解明を進めている。
再逮捕容疑は4日午前5時〜同10時10分ごろ、自宅内で祖母の好美さん(75)と弟の英志(ひでゆき)さん(22)、母親のマユミさん(47)に向けてボーガンで矢を撃ち、殺害したとしている。
発射された矢は計5本。祖母と母親の頭部に1本ずつ、弟の頭部には2本命中した。伯母の百合江さん(49)は首に矢を1本受けて重傷を負った。
県警によると、野津容疑者は現場の住宅で祖母と弟の3人で暮らしていた。母親と伯母は別の場所で暮らしており、容疑者はあらかじめ携帯電話のメッセージ機能を使って母親を呼び出し、伯母には電話をかけてこの日の来訪を確認していた。凶器のボーガンと矢は今年1月以降にインターネット上で購入していた。
事件発生後、伯母は首に矢が刺さった状態で近所に助けを求め、通報で駆けつけた警察官が自宅前に出てきた野津容疑者を発見、伯母に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
逮捕直後の調べに、野津容疑者は「家族全員を殺すつもりだった」などと説明していた。
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