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父親が運営する北九州市の仰星学園高校から掛け軸を盗むなどしたとして、
窃盗などの罪に問われた理事長の息子に対し、福岡地裁小倉支部は13日、
失効猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決などによりますと、徳重嘉一被告(39)は、去年6月、北九州市八幡西区の
仰星学園高校にマスターキーなどを使って侵入し、理事長室に置かれていた掛け軸を盗みました。
そしてその2ヵ月後、同じ手口で、現金およそ100万円を盗んだ建造物侵入と窃盗の罪に問われていました。
13日の判決で、福岡地裁小倉支部の森喜史裁判長は、2度に渡る犯行について、
「元勤務先のマスターキーを退職後も保持していて、大胆な犯行で悪質」などと指摘。
その上で、徳重被告に被害の弁償をする意思があることなどを考慮し、
懲役2年6ヵ月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。