【ブリュッセル、ロンドン時事】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は9日、英国のEU離脱に関する国際条約である「離脱協定」の主要部分をほごにしようとする英政府の法案に対し、ツイッターで「国際法違反となり、信頼を損なう」と強く批判した。一方、英政府は9日、問題の法案を下院に提出した。
年末までの発効を目指す英国とEUの自由貿易協定(FTA)締結交渉は難航。対立が深刻化する中、双方の亀裂が一段と鮮明になっている。
問題の英法案は、英国がEUと昨秋合意し、今年1月末に発効した「離脱協定」の実施に関するもの。FTA交渉では、ジョンソン英首相は10月15日に合意期限を設定。協定のほごを突き付ける「瀬戸際戦術」でEUから譲歩を引き出す狙いとみられている。EU側の反発は大きく交渉決裂の恐れが高まっている。
フォンデアライエン氏は9日、「非常に懸念している」と表明。協定の順守が「豊かな(英EUの)将来関係の礎だ」と強調した。
時事通信 2020年09月09日22時59分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2020090901250&g=int
年末までの発効を目指す英国とEUの自由貿易協定(FTA)締結交渉は難航。対立が深刻化する中、双方の亀裂が一段と鮮明になっている。
問題の英法案は、英国がEUと昨秋合意し、今年1月末に発効した「離脱協定」の実施に関するもの。FTA交渉では、ジョンソン英首相は10月15日に合意期限を設定。協定のほごを突き付ける「瀬戸際戦術」でEUから譲歩を引き出す狙いとみられている。EU側の反発は大きく交渉決裂の恐れが高まっている。
フォンデアライエン氏は9日、「非常に懸念している」と表明。協定の順守が「豊かな(英EUの)将来関係の礎だ」と強調した。
時事通信 2020年09月09日22時59分
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