https://www.yamagata-np.jp/news/202009/19/kj_2020091900379.php
鶴岡市の下水処理施設・鶴岡浄化センターの流入口に約1センチ四方のスポンジが大量に流れ込んでいたことが、
18日までに分かった。一部は脱水後の汚泥にも混ざり、堆肥化できずに焼却処分しなければならない事態が続く。
処理費用は約150万円と見込まれる。
同センターによると、先月14日午前9時ごろ、職員が流入口にたまったスポンジを見つけた。4トントラック3台分に上る。
スポンジを回収し、翌日以降の流入は確認されなかったが、汚泥を堆肥化施設に運んだ際にスポンジが混じっていることが分かった。
汚泥の処理過程で「スクリーン設備」を取り付けたが、問題の解決には至らず、約227トンを焼却した。
同センターは市街地などの家庭や事業所の廃水を処理しており、担当者は「スポンジの量から見て、家庭から出たとは考えにくい」と語る。
下水道法違反、不法投棄の可能性もあるとして、鶴岡署にも相談している。
下水の流入口にたまった大量のスポンジ=8月14日、鶴岡市・鶴岡浄化センター(同市提供)