札幌市の池田詩梨ちゃん=当時(2)=が昨年6月に衰弱死した事件で、暴行を加えて放置し死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた母親の交際相手、藤原一弥被告(25)の裁判員裁判が7日、札幌地裁(石田寿一裁判長)であり、検察側は「暴行を繰り返した上、医師の治療を受けさせず悪質だ」として懲役18年を求刑した。
弁護側は「暴行したのは母親で藤原被告ではない。保護責任者として法的責任を負う立場でもない」として改めて無罪を主張し、結審した。判決は16日。
論告で検察側は、詩梨ちゃんの傷痕などから被告が暴行したと考えるのが自然だと指摘した。
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