エアバッグの欠陥問題で経営破綻したタカタの主要事業を引き継いだ自動車部品メーカーが、品質に問題のあるシートベルトを出荷していたことが分かりました。今後、大規模なリコールに発展する可能性が出ています。
国土交通省によりますと、経営破綻したタカタの健全な事業を引き継いだとされる自動車部品メーカー『ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン』の滋賀県彦根市の工場で、社内の基準を満たしていないシートベルトを製造し、自動車メーカーに出荷していたということです。
関係者によりますと、不正は今年の春に内部告発で発覚し、出荷の際、製品の数値を基準を満たしたかのように改ざんしたとみられています。
この会社は、シートベルトの製造が国内首位で、多くの自動車メーカーに納品しているため、今後、大規模なリコールに発展する可能性が出ています。
2020年10月14日
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b562b28669669bb1b312a28d984f8cc2e32d9e0