海女採りさざえの給食はじまる
https://www.mro.co.jp/news/detail.php?cd=24991820
2020年10月16日(金)20:00 MRO
女性たちが素潜りでサザエやアワビなどを採る、石川県輪島市の伝統漁法「海女漁」。新型コロナウイルスの影響により魚介類の需要や価格に大きな影響を及ぼす中、県は漁業者を守ろうと、新鮮な「サザエ」を学校給食に提供する取り組みを始めました。
サザエを使った炊き込みご飯にサザエをワカメと和えた酢の物。
コロナ禍で窮地に立たされる漁業関係者を支援するため、今回、県がサザエを買い上げ給食として提供しました。子どもたちにとっては良質な地元食材を知るきっかけにもなり、16日は地元の大屋小学校の児童が贅沢な給食を楽しみました。
児童は「酢の物は初めて食べたけどとても美味しかったです」「サザエ自体あまり食べないですが、この給食を食べて好きになりました」と話します。また谷本知事も子どもたちと一緒に給食を味わいました。
谷本正憲・石川県知事
「海女さんたちの生業をささえ児童生徒さんの皆さんにもサザエの料理の美味しさを堪能して頂いたから、一石二鳥の効果があったんでないかなと」
輪島の海女漁保存振興会・池澄幸代 会長
「なかなかサザエご飯とか給食で食べられないと思うので海女の仕事を知って貰える良いきっかけになったと思いますし凄く良かったなと」
「海女採りサザエ」を使った学校給食は、来年3月まで県内の小中学校で提供され、県では、その他の食材についても、価格の動向によっては給食に取り入れることも検討しています。