福岡県内の住宅で大量の大麻草を栽培したとして、九州厚生局麻薬取締部などが大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで10〜50代の男女6人を逮捕していたことが捜査関係者への取材で分かった。押収した大麻草は全国の麻薬取締部で今年最多の計553株で、密売にも関与したとみて捜査している。
捜査関係者によると、逮捕されたのは、いずれも同県行橋市の無職、今井正容疑者(47)と中川真人容疑者(24)ら6人。福岡地検小倉支部は10、11月に大麻取締法違反罪などで両容疑者を起訴した。
起訴状によると、両被告は昨年9月〜今年7月、福智町の住宅で大麻草289株を営利目的で栽培したなどとされる。中川被告は今月26日に福岡地裁小倉支部であった初公判で起訴内容を認めた。
捜査関係者によると、関係先として捜索した行橋市の住宅で栽培していた大麻草264株も押収。この住宅からは覚醒剤などの違法薬物も見つかり、両被告は覚醒剤取締法違反(営利目的所持)罪でも起訴された。6人の一部は「乾燥大麻などを月100人に売った」と供述
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