ドメスティックバイオレンス(DV)や児童虐待について考える福岡市DV防止講演会(市主催)が11月30日、同市内であった。講師を務めた同市のNPO法人「福岡ジェンダー研究所」の倉富史枝理事は「自尊感情が低い被害者が自らを守る行動を起こすのは難しい。周囲の人はまずしっかり話を聞き、受け止めてあげて」と呼び掛けた。
【関連】DV被害者の児童扶養手当申請、「現住所」は不要 自治体が対応誤る
倉富さんは、距離感や構成員が本人の努力で変えられない家庭を「危険で特殊な空間」と表現。ジェンダー(社会的性差)意識が根強い日本では、経済的、法的に弱い立場にありがちな女性は家庭内の暴力から逃げ出しにくい社会構造があると指摘した。
新型コロナウイルス禍で増える女性に対する暴力が「陰のパンデミック(世界的大流行)」と呼ばれていることも紹介。一方、倉富さんの周囲で相談が増えている実感はなく、その理由を「窓口の多くは電話相談。外出自粛や在宅勤務で加害者が隣にいれば相談できない」と分析した。
https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/670615/
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