<ワクチン接種1回に減らし普及優先を>
米国の3つの研究グループは5日、米医学誌「アナルズ・オブ・インターナル・メディシン」にそれぞれ掲載した論文で、
現在米国で供給されている新型コロナウイルスワクチンについて、2回の接種回数を1回に減らせば、
有効率が低下しても接種人口を増やすメリットがあると論じた。
エール大学公衆衛生大学院の研究チームは2回の接種で有効率95%を確保するより、
1回に減らせばこれより低い有効率で接種人口が拡大するというメリットが得られると指摘。
ワシントン大のチームは1回の接種でワクチン普及率を2倍にすれば感染率を押し下げ、
早期にコロナを抑制する効果が見込まれるとした。
スタンフォード大のチームは一部の人に対して2回目の接種を遅らせれば、接種人口を何百万人も増やせるとした。
米外交問題評議会のトマス・ボリキー氏は論文に付随する文書で「完璧な結果が見込めなくても、
より多くの人を迅速に助けられる方法を取るというのは説得力がある議論だ」と強調。
ただ、実際にそのような成果が出るかどうかについては不確実性があるとした。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-science-idJPL4N2JI01S
米国の3つの研究グループは5日、米医学誌「アナルズ・オブ・インターナル・メディシン」にそれぞれ掲載した論文で、
現在米国で供給されている新型コロナウイルスワクチンについて、2回の接種回数を1回に減らせば、
有効率が低下しても接種人口を増やすメリットがあると論じた。
エール大学公衆衛生大学院の研究チームは2回の接種で有効率95%を確保するより、
1回に減らせばこれより低い有効率で接種人口が拡大するというメリットが得られると指摘。
ワシントン大のチームは1回の接種でワクチン普及率を2倍にすれば感染率を押し下げ、
早期にコロナを抑制する効果が見込まれるとした。
スタンフォード大のチームは一部の人に対して2回目の接種を遅らせれば、接種人口を何百万人も増やせるとした。
米外交問題評議会のトマス・ボリキー氏は論文に付随する文書で「完璧な結果が見込めなくても、
より多くの人を迅速に助けられる方法を取るというのは説得力がある議論だ」と強調。
ただ、実際にそのような成果が出るかどうかについては不確実性があるとした。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-science-idJPL4N2JI01S