https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210108/k10012803801000.html
NHKの番組「きょうの料理」に長年出演し、和食の魅力を伝えた料理研究家の鈴木登紀子さんが12月28日、
肝細胞がんのため東京都内の自宅で亡くなりました。96歳でした。
鈴木さんは青森県生まれで、幼少期から母親に料理を学び、結婚後も家庭で腕前を磨き、
近所の人たち向けに開いた料理教室が評判となって46歳の時に料理研究家として活動を始めました。
自宅で料理教室を開くかたわら、40年以上にわたってNHKの料理番組「きょうの料理」に出演して、
本格的な懐石料理から簡単な総菜まで、和食の魅力や奥深さを紹介し、時に厳しくも優しく明るい人柄で
「ばぁば」の愛称で親しまれました。
料理だけでなく礼儀作法の指導にも携わるなど、和食文化の継承に尽力し、平成25年に放送文化賞を受賞しています。
遺族によりますと、鈴木さんは80代後半からがんや心筋梗塞を患い、検査や通院を続けていたということですが、
先月に入って体調が悪化し、12月28日、東京都内の自宅で肝細胞がんのため亡くなったということです。
96歳でした。