米製薬大手ファイザーは、同社の新型コロナウイルスワクチンが英国由来の変異種に有効な可能性があるとする実験結果を、7日付で公表した。
変異種は従来の新型コロナウイルスと比べ、人間の細胞に感染する時に必要な突起の構造に違いがある。このため感染力が強まったり、ワクチンが効かなかったりする恐れが指摘されている。
実験は、同社と米テキサス大ガルベストン校の共同チームで実施した。
チームは、ウイルスの遺伝子を組み換えて人工的に変異種を作製。ワクチンの臨床試験で、2回目の接種から2〜4週間後に採取した20人分の血液成分を、変異種と従来のウイルスにそれぞれ加える実験を行った。
その結果、20人全員の血液成分で、変異種と従来型の両方の感染力が失われることを確認したという。血液成分には、ウイルスを攻撃する抗体が含まれている。同社は、英国と少し構造が違う南アフリカ由来の変異種についても、有効性を確認する同様の実験を進めているという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210108-00050208-yom-hlth
変異種は従来の新型コロナウイルスと比べ、人間の細胞に感染する時に必要な突起の構造に違いがある。このため感染力が強まったり、ワクチンが効かなかったりする恐れが指摘されている。
実験は、同社と米テキサス大ガルベストン校の共同チームで実施した。
チームは、ウイルスの遺伝子を組み換えて人工的に変異種を作製。ワクチンの臨床試験で、2回目の接種から2〜4週間後に採取した20人分の血液成分を、変異種と従来のウイルスにそれぞれ加える実験を行った。
その結果、20人全員の血液成分で、変異種と従来型の両方の感染力が失われることを確認したという。血液成分には、ウイルスを攻撃する抗体が含まれている。同社は、英国と少し構造が違う南アフリカ由来の変異種についても、有効性を確認する同様の実験を進めているという。
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