世界で最も早いペースでワクチン接種の進むイスラエルで、
60歳以上の新型コロナウイルスの感染者が過去16日間で約半分になったことが分かりました。
イスラエルのネタニヤフ首相が4日、閣議で明らかにしたところによりますと、
過去16日間で60歳以上の感染者数が約45%減少し、重症者数も26%減ったということです。
ロイター通信によりますと、去年12月からワクチン接種を開始したイスラエルでは、
これまでに人口の35%以上が1回目の接種を受けていて、60歳以上については84%が1回以上接種を受けているということです。
イスラエルは世界で最も早いペースでワクチンの接種が進められているだけに、効果についての指標になると注目されています。
ネタニヤフ首相は改めて、「ワクチンに効果はある、ぜひ接種してほしい」と呼び掛けています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000206206.html
ワクチン接種で高齢者の感染減少 イスラエルで論文発表
https://www.asahi.com/articles/ASP250461P24UHBI029.html
1日当たりの感染者数の推移を示すグラフ。若年者(オレンジ)と比べ、高齢者(青)は減少傾向にある。
青い点線がイスラエルで国民へのワクチン接種が始まったタイミング=エラン・セガル教授らの論文から