https://news.yahoo.co.jp/articles/06f10a7a9e65dcd43a86de88a7ddc1a63d2451ae
アメリカ・ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事(63、民主党)に、複数のセクハラ疑惑が浮上している。クオモ氏は28日、自分の過去の言動が自分の意図しない形で、相手に「迷惑な誘惑」の印象を与えたかもしれないと認め、謝罪した。
米紙ニューヨーク・タイムズは2月27日、クオモ氏からセクハラ被害を受けたとする2人目の元側近の証言を報じた。新たに被害を告発したのは、昨年11月までクオモ州知事の保健政策顧問を務めていたシャーロット・ベネット氏(25)。昨年に嫌がらせを受けたとしている。
クオモ氏は当初、不適切な行為について否定していたが、28日には声明で、「自分は決して誰かを不快にさせたり傷つけたりしようとしたことはない」とした上で、「今では同僚たちへの自分の態度が、鈍感すぎたり、親密すぎたりしたかもしれないと理解した」、「自分の発言が、相手にとって迷惑な誘惑と誤解されたかもしれないと認める。そのように思った人に対しては、本当に申し訳なく思う」と謝罪した。
知事はさらに、「自分は不適切な形で他人に触れたことは一度もないし、誰かに性的関係を持ちかけたこともないし、誰かをわざと不快にさせたこともないが、ニューヨーク州民はこうしたことについて、答えを得るべきだ」として、「だからこそ一連の告発内容を点検するよう、外部の独立調査を指示した」と述べた。
また、ベネット氏が知事の問題行動を告発したことについて、「ベネット氏が名乗り出たことについて、本人に不快感を直接伝えるような人たちがいる」らしいが、「そのようなまねをしている人にはこう申し上げる。私と州政府にとって何が大事か、あなたたちは判断を誤ったし、直ちにやめるべきだ」と、ベネット氏を擁護した。
■過去にもセクハラ告発
クオモ氏をめぐっては2月24日にも、2018年までニューヨーク州の経済開発局の副局長兼特別顧問を担当していたリンジー・ボイラン氏(36)がセクハラを受けたと告発した。
クオモ氏は不適切な行為について否定しており、こうした疑惑について独立した調査を行うよう命じた。
10年以上ニューヨーク州知事を務めてきたクオモ氏はここ数週間、複数の問題をめぐり対応を迫られている。
クオモ氏は、ニューヨークの介護施設での新型コロナウイルスによる死者数を実際より少なく公表していた疑惑が浮上し、同じ民主党内から辞任を求める声などが出ている。
また、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長なども、クオモ氏によるいじめ疑惑が出ている。
■最新のセクハラ疑惑の内容は
クオモ州知事の元側近のベネット氏はニューヨーク・タイムズに対し、州知事から、年齢が恋愛関係に影響を与えると思うかなど、自分の私生活についてたくさん質問されたと明かした。
また、州知事が自分は20代女性との交際に抵抗感はないのだと発言したという。ベネット氏はこうした州知事の発言は、明らかに性的な関係を求めるものだったと思うと述べた。
昨年6月には、州知事が新型ウイルスのパンデミックの最中に孤独を感じることについて触れ、ベネット氏が最後にハグをしたのは誰か尋ねてきたという。
ベネット氏は両親とのハグが恋しいと言って質問を交わした。同氏はこの会話も口説き文句だったと考えていると語った。
「州知事が私と寝たがっていたのは理解していた。だからひどく居心地が悪かったし、怖かった。どうやってこの状況から抜け出せばいいのか考えたし、自分の仕事がなくなってしまうとも思った」
このやりとりの後、ベネット氏はクオモ氏の首席補佐官ジル・デロシアーズ氏に何があったかを報告した。すると1週間しないうちに別の仕事に異動させられたという。
ベネット氏はクオモ氏に対する正式な調査を求めなかったのは、「前に進みたかった」からだと説明した。
クオモ氏は2月27日に声明を発表し、自分はベネット氏の相談相手として行動していたつもりだったと述べていた。
「ベネット氏に言い寄ったことは1度もなく、不適切な行動をとろうとしたこともなかった」
「彼女に報道にあるような思いをさせたいと思うはずがない」
■ほかのセクハラ疑惑は
(略)
アメリカ・ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事(63、民主党)に、複数のセクハラ疑惑が浮上している。クオモ氏は28日、自分の過去の言動が自分の意図しない形で、相手に「迷惑な誘惑」の印象を与えたかもしれないと認め、謝罪した。
米紙ニューヨーク・タイムズは2月27日、クオモ氏からセクハラ被害を受けたとする2人目の元側近の証言を報じた。新たに被害を告発したのは、昨年11月までクオモ州知事の保健政策顧問を務めていたシャーロット・ベネット氏(25)。昨年に嫌がらせを受けたとしている。
クオモ氏は当初、不適切な行為について否定していたが、28日には声明で、「自分は決して誰かを不快にさせたり傷つけたりしようとしたことはない」とした上で、「今では同僚たちへの自分の態度が、鈍感すぎたり、親密すぎたりしたかもしれないと理解した」、「自分の発言が、相手にとって迷惑な誘惑と誤解されたかもしれないと認める。そのように思った人に対しては、本当に申し訳なく思う」と謝罪した。
知事はさらに、「自分は不適切な形で他人に触れたことは一度もないし、誰かに性的関係を持ちかけたこともないし、誰かをわざと不快にさせたこともないが、ニューヨーク州民はこうしたことについて、答えを得るべきだ」として、「だからこそ一連の告発内容を点検するよう、外部の独立調査を指示した」と述べた。
また、ベネット氏が知事の問題行動を告発したことについて、「ベネット氏が名乗り出たことについて、本人に不快感を直接伝えるような人たちがいる」らしいが、「そのようなまねをしている人にはこう申し上げる。私と州政府にとって何が大事か、あなたたちは判断を誤ったし、直ちにやめるべきだ」と、ベネット氏を擁護した。
■過去にもセクハラ告発
クオモ氏をめぐっては2月24日にも、2018年までニューヨーク州の経済開発局の副局長兼特別顧問を担当していたリンジー・ボイラン氏(36)がセクハラを受けたと告発した。
クオモ氏は不適切な行為について否定しており、こうした疑惑について独立した調査を行うよう命じた。
10年以上ニューヨーク州知事を務めてきたクオモ氏はここ数週間、複数の問題をめぐり対応を迫られている。
クオモ氏は、ニューヨークの介護施設での新型コロナウイルスによる死者数を実際より少なく公表していた疑惑が浮上し、同じ民主党内から辞任を求める声などが出ている。
また、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長なども、クオモ氏によるいじめ疑惑が出ている。
■最新のセクハラ疑惑の内容は
クオモ州知事の元側近のベネット氏はニューヨーク・タイムズに対し、州知事から、年齢が恋愛関係に影響を与えると思うかなど、自分の私生活についてたくさん質問されたと明かした。
また、州知事が自分は20代女性との交際に抵抗感はないのだと発言したという。ベネット氏はこうした州知事の発言は、明らかに性的な関係を求めるものだったと思うと述べた。
昨年6月には、州知事が新型ウイルスのパンデミックの最中に孤独を感じることについて触れ、ベネット氏が最後にハグをしたのは誰か尋ねてきたという。
ベネット氏は両親とのハグが恋しいと言って質問を交わした。同氏はこの会話も口説き文句だったと考えていると語った。
「州知事が私と寝たがっていたのは理解していた。だからひどく居心地が悪かったし、怖かった。どうやってこの状況から抜け出せばいいのか考えたし、自分の仕事がなくなってしまうとも思った」
このやりとりの後、ベネット氏はクオモ氏の首席補佐官ジル・デロシアーズ氏に何があったかを報告した。すると1週間しないうちに別の仕事に異動させられたという。
ベネット氏はクオモ氏に対する正式な調査を求めなかったのは、「前に進みたかった」からだと説明した。
クオモ氏は2月27日に声明を発表し、自分はベネット氏の相談相手として行動していたつもりだったと述べていた。
「ベネット氏に言い寄ったことは1度もなく、不適切な行動をとろうとしたこともなかった」
「彼女に報道にあるような思いをさせたいと思うはずがない」
■ほかのセクハラ疑惑は
(略)