3年前に死刑が執行されたオウム真理教元代表の麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚の遺骨の受取人について、東京高等裁判所は四女の抗告を退ける決定をし、次女を受取人とした家庭裁判所の判断が維持されました。
松本智津夫元死刑囚の遺骨は平成30年の刑の執行後、東京拘置所に保管され、四女が元死刑囚に刑の執行直前に指名されたとして、受取人を確定させる審判を申し立てています。
東京家庭裁判所は去年、四女ではなく次女を受取人と決める審判を下し、これを不服として四女の弁護団が即時抗告していました。
東京高等裁判所によりますと、10日付けで抗告を退ける決定をしたということです。
非公開の手続きのため、高裁の判断の理由は明らかになっていませんが、次女を受取人とした家庭裁判所の判断が維持されました。
四女の弁護士は「納得できないので直ちに最高裁に特別抗告する」と話しています。
NHK NEWS WEB
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